各種予防処置

それぞれに合わせた予防処置を

必要な予防処置を一緒に考えます

現在、ワクチンやフィラリアの予防薬、ノミ・ダニの駆除薬にはいくつも種類や投与方法があります。どのワクチン・予防法が合うか・必要かはそれぞれで違うため、当院では個々に違う性格や生活スタイルに合わせ、ワクチンの種類や予防の方法を提案し、飼い主様と一緒に考えていくことを心がけています。ぜひご要望をお聞かせください。

*ワクチンの接種はできる限り午前中に行うことをお勧めしています。(まれに体調を崩すことがあります)


【混合ワクチン接種】

現在、何種類の病気を予防するかによって犬では5種や6種、7種、多いものでは11種など、猫では3種や5種など数多くのワクチンが使われています。
当院では性格や生活スタイルなどによってどのワクチンを接種するか相談して決めていますが、種類によらずワクチン接種のタイミングは以下のようになります。

*一般的なワクチンプログラム
犬においては1年目は生後1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月の3回接種の後、2年目以降は1年に1回の追加接種
猫においては1年目は生後1ヵ月、2ヵ月の2回接種の後、2年目以降は1年に1回の追加接種


【狂犬病ワクチン接種】
犬においては〇種混合といった混合ワクチンの接種のほかに、年度に1回の狂犬病ワクチンの接種が法律で義務付けられています。接種のタイミングは1年目は3回目の混合ワクチンの後が一般的で、2年目以降は毎年4月~6月の間となっています。
また1年目はお住いの市町村に届ける「登録」という作業が必要になります。1年目に登録ができていると2年目以降は4月くらいに市町村から狂犬病接種に関するハガキが送付されるようになります。2年目以降に市町村からのハガキが届かない方は登録が正しくできていない可能性がありますのでご相談ください。


【フィラリア予防薬】

フィラリアのお薬は種類が豊富で、おやつのように食べさせるタイプや背中に垂らすスポットタイプ、注射するだけで済む注射薬、さらに、1つ食べさせるだけでノミやマダニの予防まで同時にできるものまでさまざまです。投薬間隔は基本的には月1回です。(注射薬のみ年1回)
当院ではフィラリアの予防期間として毎年5月から12月までをお願いしているため、食べさせるタイプであれば5月から12月の年に8回、毎月食べさせて予防していくことになります。この場合、4月の狂犬病接種のタイミングで8回分のフィラリアのお薬を処方することが多いです。


【ノミ・ダニ駆除薬】

ノミ・ダニのお薬も、背中に垂らすスポットタイプやおやつのように食べさせるタイプがあり、投与間隔は月1回のものが一般的ですが、中には投与が3か月に1回で済むものもあります。近年はフィラリアと一緒に予防できるタイプが人気となっています。
感染が多いのは春から秋ですが、近年マダニが媒介するウイルス性疾患でヒトが死亡する例が報告されるようになり、特に小さなお子様やお年寄りのいる家庭では1年中警戒が必要となっています。感染に気付かないことも多いため、1年中投薬をすることが望ましいと思います。


マイクロチップの挿入も実施しています。お気軽にご相談下さい。

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